インタビュー

2015年の転職市場はスタートアップが主役になる!?転職エージェントに聞いてみた【前編】


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末永雄大

他の市場と同じように転職市場もまた日々好況不況の変化があります。
転職のタイミングは誰しも難しいもの。果たして全体的な視点で見てみると、今が転職する上で有利なのかどうかは、なかなか判断がつきにくいものです。

そこで今回は、IT・インターネット業界の転職支援事業を行っているアクシス株式会社末永雄大氏に2015年のIT業界の転職市場についてインタビューしてきました。

2014年はスタートアップ雇用の元年


Q:2014年までの転職市場を振り返ってみるとどんな流れがありますか?

末永氏:求人業界は景気の影響を最も受けやすいと言われています。求人業界で言われていることとして、7~8年周期で景気の波があり、前回の底が2008年のリーマン・ショックの時期でした。

そこからの立ち上がりが2012年からの活況の流れですが、時期的に2014年はこの活況のピークになると予想しています。ただ、これは2015年の景気が一気に悪くなるというわけではなく、むしろ活況が落ち着いてくるという方が正しいと思います。

Q:IT業界の転職に限ってみてみるといかがでしょうか?

末永氏:先ほどの2014年が転職市場の活況のピークという話は、転職市場全体を指した場合です。特にIT業界について見てみると別の動きをしています。確かに2014年と2015年を比較するとIT業界の転職市場を比較してみると落ち着いた動きになると思います。しかし、IT業界に限って見れば、その下落幅はほとんどないと予想しています。

IT業界の転職は3つに分類できる

Q:なぜIT業界は不景気の影響を受けにくいのでしょうか?

末永雄大写真2

末永氏:IT業界にも様々な分類の仕方がありますが、転職に限って考えると大きく「マーケティング系」「基幹システム系」「エンターテイメント・ソーシャルゲーム系」3種類に分けられると思います。

1.マーケティング系

2.基幹システム系

3.エンターテイメント・ソーシャルゲーム系

末永氏:不景気になると確かにマーケティングや基幹システムの開発にかける予算は減少するでしょう。しかし、デジタルの領域に対する予算は削られにくい傾向にあります。

例えばマーケティングについてはマス向けの広告よりも効果が測定できるデジタル領域が選ばれやすくなります。また、基幹システムについてはクラウド化することが、むしろコストメリット的に大きくなるため、不景気の影響を受けにくい傾向にあります。エンターテイメントやソーシャルゲームの領域でも、不景気を理由にゲームなどに使うお金が減りにくいため、同様の傾向にあります。

この辺りが転職市場全体が低調になったとしても、IT業界の転職市場が影響を受けにくい理由になります。

Q:IT業界に限って振り返ってみるとこれまではどのような流れがあったのでしょうか?

末永氏:2011年ごろから13年頃はゲームの活況とスマートフォン化という特需がありました。そのため、エンジニア需要がかなり大きかったのですが、2014年になってからはだいぶ落ち着いてきました。スマホ化の需要もある程度満たされてきたので、ただ数を揃える採用は控えるようになってきた印象です。

一方で2014年からのトレンドとしてスタートアップの雇用が出てきました。

2015年は億超えのスタートアップが雇用を牽引する時代

末永雄大写真1

Q:億超えのスタートアップとはどんな存在なのでしょうか?

末永氏:2011年頃からスタートアップへの投資が増えてきています。当初はまだ500万円程度の少額の投資が多かったのですが、2013年ごろから、特に2014年からは億単位での投資が当たり前になってきました。この億単位での資金調達に成功したスタートアップがするのが雇用です。

実際に、投資家向けの事業計画のプレゼンの段階ですでに、人件費だけでなく、人材紹介会社への採用費用も組み込んでプレゼンするような話もよく聞くようになってきました。その結果、創業3年以内のスタートアップが、まだ利益が出ていなくても人を雇える、という流れが生まれてきました。

Q:これまでのスタートアップとはどう違うのでしょうか?

末永氏:これまでのスタートアップももちろん人を雇ってきていました。ですが、例えば2008年ごろのスタートアップは資金調達して事業を行うよりも、キャッシュフローで事業を回している場所が大半でした。

そのため、大規模に求人広告を出したり人材紹介会社に依頼したりすることができませんでした。結果、縁故や求人広告がメインになっていました。そのためなかなか優秀な人材を集められないという悩みがありました。

対して、資金調達を通じて億超えの資金が得やすくなった2014年以降のスタートアップは、積極的に人を雇えるようになりました。そのため2014年はスタートアップによる雇用が、転職市場での存在感を増す元年になり、2015年はより拡大する年になると思います。

後編では末永雄大さんに「転職するときのスタートアップの選び方」についてお聞きします。
末永雄大プロフィール画像
アクシス株式会社 代表取締役社長 末永 雄大(すえなが ゆうた)
リクルートキャリア(旧:リクルートエージェント)にてリクルーティングアドバイザーとして多岐にわたる業界・企業の採用支援に携わる。その後サイバーエージェントにてアカウントプランナーとしてインターネットを活用した集客支援を行う。2011年にヘッドハンター・キャリアコンサルタントとして独立し、2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。キャリアコンサルタントとして転職支援を行いながらインターネットビジネスの事業開発や講演活動などを行っている。
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(編集・執筆:サムライト

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