いきなりだが、都内で働くある女性から「同僚や取引先からのお誘い」について興味深い話を聞いた。
彼女は、よく男性社員や取引先から「プライベートでの飲みのお誘い」を受けることがあるという。
基本的にはお断りをしているとのことだったが、過去にはその対応方法によって人間関係を悪くしてしまうこともあったという。
ただ、「上手な断り方」を覚えてからは相手を傷つけず、かつ業務に支障をきたすような事もなくなったとか。
職場における人間関係の改善は、業務効率化において非常に重要なポイントの一つであるため、
シゴトLOVERS編集部では今回、都内で働く複数のOLに「上手な断り方」の調査を実施。
その結果、彼女と同じ様な悩みや意見を持った女性が非常に多いことが判明した。
以下にその内容をまとめたので、断り方にお悩みの女性はぜひ参考にして頂きたい。
基本編:お誘いに対する「心構え」
まずはお誘いを受けるにあたっての心構えから入ろう。
これらはお誘いを上手に断るための「基本」である。
あくまで相手を傷つけないことが重要なため、バッサリ切り捨てるのは厳禁だ。
・誰であってもお誘いに対しては「御礼」を伝えること
・「行きたかったけど残念…」という気持ちを伝えること
・完全なる拒否と悟られないようにすること
では、この基本原則を踏まえた上で、以下に複数の女性から聞いた実践テクニックをご紹介する。
パターン1:断る理由の引き出しを用意しておく
上手にお断りするためには、やはり行けない理由を明確にすることが重要である。
そのためには、断る理由のパターンを複数持っておくことが有効。
例えば、
・友人の結婚式(二次会で幹事/余興の準備があるため立て込んでいる)
・家族の都合(親戚が田舎から泊まりにきている/家族との食事の予定がある等)
・習い事(英語の勉強など)
・体調不良
などである。
この際に注意すべきポイントとしては、「じゃあ俺が手伝ってあげるよ」「一緒に考えてあげるよ」などと男性側に付け入る隙を与えるような理由にしないこと。自分なりの引き出しを常備しておくことで、一歩つっこまれた時も定型パターンで返せるようになる。
また、状況によって複数の引き出しからベストな理由を選ぶことに加えて、「落ち着いたらご連絡させてください」等のフォローも一緒に伝えることを忘れずに(あくまでも社交辞令として)。
パターン2:おバカちゃんのフリをする
これは本人のキャラにも大きく依存する方法だが、まずは具体的な事例から。
・「実は今日、デートなんですよぉ〜♡(てへぺろ)ごめんなさい〜><」
この事例は、おバカちゃんの振りをして断ると同時に、彼氏(好きな人)がいますアピールをすることによって、次回以降は誘わせないようにするテクニックである。憎まれないようにキャラを演じる高等手段だ。
特にメールや社内メッセンジャー、LINEなどで返信するときに相性が良い。
一方で、プライベートな一面を開示することになるので、重要な取引先に対して使うのは難しいかもしれない。
上司や先輩など、業務において可愛がってもらっている関係の場合に成り立つ方法と言える。
パターン3:自分が許容できる内容で逆提案をする
とは言え中には業務上、お誘いを断りづらい場面もあるだろう。
そんな時は、あらかじめ境界線を作っておくことが重要である。
・「早く帰らなければいけないので、22時までなら大丈夫です!」
・「日程がはっきりしないので(平日の)ランチなら!」
・「ちょうど◯◯さんと飲もうという話をしていたので、みんなで行きましょう!」
こんな具合に、誘いの内容を自分が許容できるものに変えて提案してみよう。
男性側としても誘った手前、提案に従わざるを得ない状況になるケースが多いと思われる。
パターン4:相手のスケジュールをこっそり確認する
これは社内の場合でのみ使えるテクニックだ。
以前に一度お誘いを断っており、次は断りづらいような状況の時に利用する方法である。
・「自分の手帳を見てから日程を連絡しますね!」と回答
↓
・相手のスケジュールをこっそり見る
↓
・相手の予定が埋まっている日程をピックアップ
↓
・ピックアップした日程で「この日なら大丈夫ですよ!」と返答
つまり、相手のスケジュールが埋まっていることを知った上で、その日程でなら可能と返信を行う高等テクニックである。
いわば後だしジャンケン方式。まさか相手も予定を先回りしてチェックされているとは思わないだろう。
ただし!この方法で気をつけなければいけないのは、うっかり調整がついてしまう可能性があること。
「俺、この日は先に予定が入ってたんだけど、リスケしたから大丈夫だよ!」
なんて言われてしまうこともあるとか。
事前に相手のスケジュールを確認する際は、重要そうな予定かどうかを判断することも必要だ。
手前味噌だが、上記の際にピックアップした複数のスケジュール候補を相手に送る際には、クウハッカーを利用すると非常に便利だ。自分の候補日程をいちいちコピペする時間を短縮することができるので、お断りの連絡はクウハッカーでサクサク済ませてしまおう。
最後に
ということで、断り方のテクニックをご紹介させて頂いた。
ビジネス上や職場での人間関係を良好に保つためにも、ぜひ参考にして欲しい。
それでは最後に一言。
世の男性諸君は、自分の胸に手を当てて過去を振り返ってみてはいかがだろうか。
自分でも気づかないうちに、女性から「上手な断わり方」をされていたかも??
(編集・執筆:サムライト)