粟島が秋貞と出会ったあの雪の日から、12か月が過ぎた。
粟島と秋貞。二人の出会いは、1通のメールから始まった…。
私、株式会社ジェネストリームの秋貞と申します。
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、弊社のCTOになりませんか?
詳細は会って話しましょう。宜しくお願いします。
アキサダ
粟島:(懐かしいな……。あの頃からちょうど一年だ)
携帯電話に届いたメールを読み返すと、ふと笑みがこぼれた。
粟島:(・・・うん、今日こそは言わないと)
そう、僕は株式会社ジェネストリームを去る。
粟島:(今までありがとう、ジェネストリーム……そして秋貞さん。)
粟島は決意を胸に、オフィスに入った。
「ガチャッ。」
秋貞:これがあれでそれで……ああそうか!こういうことか。
秋貞は、いつものようにホワイトボードに向かって仕事をしていた。
事業構想でも練っているのだろうか。
粟島:秋貞さん、おはようございます!
秋貞:おお、粟島教授!
秋貞:今ね、クウハッカーのサービス改善案を、いろいろ考えていたんだよね~
粟島:そ、そうなんですね!
秋貞さん!
あの、実は……僕、
会社を辞めることに……しました!
今までお世話になりました!
・
・
・
えええええっ!?
粟島:いきなりこんなこと言ってすみません。
だけど、、言わせてください。
去年のある日。交通事故に巻き込まれて死にかけたんです。
その時、本当に『ああ…人生って1回しかないんだな』と知って。
だから、、だから悔いのない人生でいたいんです!
粟島:大学で一度は挫折したプログラミングだったけど、
企業に入ってプログラミングが本当に面白いと思った。
プログラミングを学んだことで、こうやって素晴らしい体験を得ることもできた。
だから、プログラミングを学びたいと思った人に、
自分が得た価値を提供できるような会社を立ち上げたいと思ったんです!
粟島:ジェネストリームに来て、本当に幅が広がりました。
ゼロからの立ち上げで、自分のやることは、自分で考えないといけなかったから。
ジェネストリームにいたから、吸収できることが無限にあった!
本当に感謝しているんです。でも、資金を貯めて起業して、
自分の夢を叶えないといけないと思ったんです。
そう、秋貞さんのように!
粟島:という事で、今までありがとうございました…
近い将来いつか、僕も秋貞さんのような熱い経営者になります。
さようなら……!
秋貞:ちょ、ちょ!!!!!
ちょっと、たんま!ウソだよね?
粟島:秋貞さん……
秋貞:粟島先生、いや粟島教授!
ジェネストリームにはCTOがいなくなるってこと?
粟島:まあ、そうですね、そうなりますね……。
秋貞:アアアアアアー!
粟島がジェネストリームを去った。
秋貞:……。
春。出会いと別れの季節。秋貞は悟った。
出会いがあれば、かならず別れがやってくる。
それが単純に『今』だった。それだけのこと。
一方、粟島の心は複雑だった。
自身のやりたいこととはいえ、お世話になったジェネストリームを去ることに
迷いが無かった訳では無い。
粟島:ん?秋貞さんからメールが……!
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
粟島さんが独立したいと言った時、もちろんショックだったけど、実は同時に少し誇らしい気持ちにもなったんだ。
俺と一緒に働く事で、こんなにも短期間で経験と自信と身につけてくれたんだって。
粟島さんの人生にとって、少なからずプラスの影響を与える事が出来たんじゃないかって。
今後はお互い別々の道を進むけど、俺たちはずっと仲間だから。
困ったことがあればいつもで頼って欲しい。
応援しています。今まで本当にありがとう。
アキサダ
粟島:ありがとう、秋貞さん……
僕、がんばります!!

クウハッカーのCTOになりたい方、大募集!
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(「興味あります」の一言でも大丈夫です!)
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【連絡先】
メール: akisada@genestream.co.jp(秋貞宛)
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ご協力いただける方にはお礼として、今後開催していくプログラミング学習の講座やサービスに優先的に招待させていただきますので、下記に記載している私のfacebookからメッセージをください。
※:礼儀のある粟島氏は収録よりずっと前に秋貞氏に辞職の意を示していました。突然の退職ではありません。
※:Cu-hackerは残りのメンバーで開発を進めてまいりますので、運営には支障はございません。引き続き安心してご利用ください。
(編集、執筆:サムライト編集部)