就職活動で企業を選ぶ時、どんな情報を参考にしますか?
実績、事業内容、業績など様々な要素がありますが、今回は企業の採用スローガンに着目しました。
なぜなら採用スローガンにはそれぞれの企業の求めている人材像だけでなく、どんな風土なのか、どんな価値観を持っているのかが表れるからです。
ではそれぞれの企業がどの様な採用スローガンを掲げているのか見てみましょう!
1.サイバーエージェント
最初に紹介するのはAmebaブログやスマートフォンに特化した広告事業などを展開するサイバーエージェント。藤田晋社長の「渋谷ではたらく社長のアメブロ」も有名です。
採用スローガンの「新しい可能性を見つけよう!」にある通り、テクノロジー・デザイン・ビジネスコースと全9種類のエントリー方法が用意されています。自分の可能性は自分だけではなかなか気づけないもの、これを機会にサイバーエージェントで新しい可能性に挑戦してみてはいかがでしょうか?
2.楽天
インターネットを通じて社会と人の力を発揮させる(編集部訳)
2010年に社内の英語公用語化を始めた楽天の採用スローガンはやはり英語でした。
楽天は国内では楽天市場や電子書籍のKoboが有名ですが、海外展開にも積極的です。Koboは世界190か国に展開していますし、アメリカやブラジル、シンガポールにも楽天市場と同様のショッピングサービスを展開しています。この様に採用スローガンが何語であるかもその企業を知る大きな材料になります。
3.pixiv
イラストや漫画、小説などの発表と交流のためのSNSを運営するpixivは、このサービスのコンセプトが採用スローガンとして使用されています。
ところが、新卒採用のページを見てみると
経験や知識はもちろん大切ですが、なによりも“創作活動がもっと楽しくなる場所”をつくるという熱い気持ちと、そのための努力を怠らない仲間を募集しています。
と、コンセプトとは違った言葉使いがされています。「お絵かき」がより広い意味の「創作活動」と言い換えられている事から、サービス開始当初と現在では何かが変わってきたのかもしれません。絵を描くことからより広い範囲へ、こういった変化の方向性を知っておくとより深くその企業を理解する事ができます。
4.DeNA
Mobage(モバゲー)で有名なDeNA。ゲームだけでなくSNS機能やニュース、占いなどの情報も得られるサービスを知らない人はいないのではないでしょうか。これらを提供するDeNAの採用スローガンはシンプルです。しかし、採用のトップページを見てみるとそこにはこう書かれています。
意味はほぼ同じですが書き方が違うと印象も大きく変わります。中途採用も含めた全体的に求める人物像は硬派な言葉で書き、新卒には勢いの様なものを求めているよな言葉の使い分けに工夫を感じます。
5.DMM
アイドルのライブ動画の配信からソーラー発電まで。事業内容がまさに何でも、ありなDMMは採用スローガンも何でも、ありを唄っています。同じ採用ページにある言葉、
「オモシロい事」や「アタラシい事」をするのに、資格はありません。
にある様に普通は漢字で書く部分をあえてカタカナにしているところにも周囲とは違ったことに挑戦してみる気持ちを感じます。日本語なのか英語なのかといった言語による表現の違いの他に、日本語特有のひらがな・カタカナ・漢字の使い分けからもその会社がどんな雰囲気なのか感じる事ができるのではないでしょうか。
6.Google
問題をクールに解決せよ(編集部訳)
言わずと知れた検索エンジン大手のGoogleの採用スローガンはとても広い意味で取ることができるものでした。また、新卒向けと中途向けで同じ言葉が使われていますが、フォントが異なることも要注目です。
中途向け採用ページ
この場合どんな事をGoogleはcoolと捉え、that matterとはどの様な問題を指すのでしょうか。そこに自分なりの答えを持つことがGoogleで働く第一歩なのかもしれません。ちなみに、検索エンジンを提供するGoogleらしく、採用ページでも求人情報は検索で探します。
7.ヤフー
ヤフーもまたGoogleと同じ検索エンジン大手ですが、Googleとは全く異なる内容の採用スローガンを掲げています。ところが、ヤフーのミッションを見てみると
ヤフーのミッションは「情報技術で人々や社会の課題を解決する」ことです。
とあるように実はその内容はGoogleととても似ています。
ですが、だからといって同じ様な企業だと考えるのは間違っているのではないでしょうか。同じ課題を解決するにしてもその方法は沢山あります。Googleは問題に対してcoolに対処できる人を求めているのに対して、ヤフーは人財を開発する事で対処しようとしています。これはどちらが良いというよりも、自分にとってどちらの考え方の方が合っているかという視点で考えるといいのではないでしょうか。
8.Facebook
私たちにルールはない。あるのは価値だけだ。(編集部訳)
月間利用者数が12.8億人という日本の人口をはるかに超えた規模のSNSサービスFacebook。日本の企業ではないため採用ページの内容も大きく異なります。今回はその採用トップページにある言葉を紹介しました。
日本では新卒と中途採用が明確に分離されている場合がほとんどですが、このFacebookでは自分で仕事を探して、アプローチします。もちろん、新卒でも挑戦することは可能でしょう。2015年1月時点で東京には1714件の求人が皆さんの挑戦を待っています。
9.YouTube
誰しも1度は何かしらの動画をYouTubeで見たことがあるのではないでしょうか。もちろん、YouTubeの採用ページには動画での紹介もあります。
ところで、この採用スローガンどこかで見たことありませんか?そう、YouTubeは2006年にGoogleに買収されているのでGoogleと同じ言葉が使われています。
日本でもその会社はあまり有名ではないけれど、実は超有名な大手企業の子会社だったという例はたくさんあります。就職活動をする時はその会社の周辺の関係にも注目してみると新たな発見があるかもしれません。
10.Apple
誰しも一度はあのリンゴのマークのついたパソコンを見たことがあるのではないでしょうか。最後に紹介するのはAppleの採用スローガンです。Appleらしいとてもシンプルでかつ力強い言葉が使われています。
2006年に最初のiPhoneが登場した時、多くの人は「失敗するだろう」と語りました。しかし、ふたを開けてみれば2014年には日本のスマートフォンの約3つに1つがiOSを搭載しています。
この様に、何を目指すかだけでなく今までの実績とこれからの方向性を一つにまとめたのがこのAppleのスローガンなのではないでしょうか。
まとめ
企業の理念や採用スローガンは、どんな人材を求めているかを端的に表しています。その表現は意味だけでなく、言語や表現の仕方、その企業の歴史など多面的にとらえる事ができます。企業によって、風土や考え方、価値観は大きく異なります。就職活動を通じて企業を選ぶときはその会社の考え方に共感できるかも重要な要素です。
ぜひ、就職活動をする時はその企業がどんな採用スローガンを掲げているかチェックしてみてください。
▼ 過去記事:「ビジョン」「熱狂」「着火ファイアー」サイバーエージェントの社内用語、あなたは何個わかりますか?
社員の結束を強化する!?ユニークな社内用語まとめ(サイバーエージェント編)
(編集・執筆:サムライト)
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