働き方

2014年は「ワタシラシク、アタラシク」 – はたらく女性が長期的なキャリアを描くための3つの指針


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はたらく女性

働き続ける女性が増えた今でも、女性が長期的なキャリアのビジョンを描くことにはいまだ「男性と異なる困難さ」が伴う。

結婚・出産・育児等というライフイベントによるキャリアの中断・減速を余儀なくされやすいのは依然、男性よりも女性だからだ。妊娠・出産期など、どうしても女性は一時的に仕事から離れざるをえない時期がある。

そこで今回は、女性が自身のライフイベントを大切にしつつ、「ワタシラシイ」長期的なキャリアの目標を設定し、到達していくための指針を3つご紹介いたい。

はたらく女性が長期的なキャリアを描くための3つの指針

1. 達成したいことをいくつかにしぼり、それを軸とした人生設計を立てる

2. 達成したいことを踏まえ、働く環境を整える

3. 自分のキャリアは自分が舵をとっているという意識を持つ

以下にこれら3つの指針について、その背景や詳細を記載していく。

1. 達成したいことをいくつかにしぼり、それを軸とした人生設計を立てる

「働き続けたいけれど、結婚も出産もしてワークとライフのバランスを取りたい」

こうした、仕事も結婚も出産も叶えたい女性にとって、それらを実現するための仕事選びやキャリア設計は常に大きな悩みだ。

就職して、自分なりの仕事のやり方ができてきた頃にはすでに「結婚適齢期」に入ってしまう。20代後半、後輩の指導や大きなプロジェクトを担当する機会が出てくるなど、大変ながらも仕事の楽しさを感じだすとき。また、管理職層への昇格試験も出てくるなど、この時期をどう過ごすかで今後のキャリアに差が出てくるだろうことを彼女たちも認識しているだろう。

こうした中、女性の「働きかた」「生きかた」が多様化する傾向が見られる。

データ上、15~64歳の女性の就業率は2013年4月時で62.5パーセントと過去最高を記録し、結婚・出産等による離職で女性の労働力率が30~40歳頃に減るという、いわゆる「M字カーブ」も近年ではその低下率がゆるやかになってきている。

このように働き続ける女性は増加傾向だが、実はそれらの女性がすべてキャリアウーマン志向の方ばかりではない。一部の女子大生の中で「専業主婦志向」が高まっていたり、数年バリバリと働いた女性たちがオフの時間を大切にする「ゆるキャリ」にシフトしていったり、働きかたや考え方が多様化しているのが現状だ。

そうした状況において、女性が幸せな「ワタシラシイ」長期的キャリアを描くには、

ワークとライフのバランスを一生涯の視点から、大まかに設計しておく

ことが重要である。

まずは、自分の中でどうしても達成したいことを洗い出し、優先順位を付けた上で、それを軸とした人生設計を立ててみよう。
たとえば、達成したいことが「海外での勤務経験、20代での出産、育児中は英語を使った在宅での仕事」だったとすると、最初にどのような仕事でどれだけ頑張ればいいのか少し見えてくるのではないだろうか?

このときのポイントは、人生に「何かを始めるのに遅すぎることはない」とはいえ、時期によって使える自分の「資源」は違ってくるということだ。

若くて出産もしていないときのほうが、多少体力的にも無理をして頑張ることができたり、失敗をしても「まだ若いから」と周囲のサポートも受けやすい。

20代の頃は少し負荷をかけて下積み期間と思って頑張ったほうが、子育てに入る30代の頃に力を抜いても今までのキャリアが活きた「ワタシラシイ」仕事に復帰しやすい環境ができる。

2. 達成したいことを踏まえ、働く環境を整える

次のポイントとしては、それらを実現するための環境についてである。

上述した女性のキャリアに関する多様化の理由については、様々な要因が存在すると思われる。ただ、キャリア志向をもって働く女性の多くが実際にどういった状況なのかを知ることがそのヒントになるだろう。

「子供がいる女性社員はどういった働き方をしていますか?」

つい先日、就職活動を行っている女子学生に話を聞く機会を得た際、企業に対してどんな質問をしているかを訪ねたら、こうした仕事と結婚・出産のバランスに関することが一番気になるのだと彼女は答えた。

入社する会社を選ぶとき、その会社の育児休暇など制度の充実、保育施設など育児支援に関する福利厚生の有無、実際にどれだけの女性先輩社員が仕事と家庭を両立できているかなどの現状を重視する女性は少なくない。

一方で、上記の就職活動で熱心に質問をしていたような女子学生たちが、晴れて会社を担う管理職候補として大手企業に「総合職」の枠で入社したものの、入社3~5年目で結婚・転職のため退職してしまったりするケースがある。

男性上司にとっては、慣れない管理職候補の女性社員指導に色々と手を尽くしていたところでの突然の退職(彼女たちは実は長い間悩んでいたりするが、相談を受けていない男性上司にとっては青天の霹靂だ)。男性上司は女性社員の育成について、どうしたらよかったのか頭を抱えることとなる。なぜ彼女たちは今後の輝かしい管理職への道を捨てしまうのだろうか、と。

彼女たちは、仕事にだんだんと慣れ、この会社での自分の今後の道筋が見えてきた時、自分が若く健康で自由な「今の状態」が永遠には続かないことに気づく。

結婚・出産するにしろ若いほうがいいし、子育てに入る前に「本当に自分がやりたいこと」があるならなおさらだ。真面目に勉強をしてきた彼女たちは、就職活動も地道に頑張り、世間的に見栄えのいい立派な企業に就職をする。しかし周囲からは順調に見られている20代中盤から30歳頃にかけて、彼女たちは自分の時間を有効に使うべく、転機をつくり出す必要が出てくるのだ。

こうした現実を踏まえ、自分が達成したいことを実現できる環境整備が次の大きなポイントになる。

例えば現在勤めている企業において、社内異動なども含めてやりたいことに近づけるようなアクションを取ることも非常に重要である。

また、場合によっては現在の職場では、達成したいことが実現できない場合もあるかもしれない。そんな時は転職やパートタイムジョブの選択、フリーランスという選択肢も入ってくるだろう。先述した「ゆるキャリ」というような働き方を実現するのも一つの手かもしれない。

尚、これから就職を検討するという先の女子学生に対して我々が提供したアドバイスは、「見栄えがいいからという理由で就職先を選ぶのではなく、20代のうちにどういった経験が積めるのかを一つの観点として入れておくべきだ」という内容である。当然、キャリアに正解は無いのだから、親や他人の目を気にして就職先を選ぶことはせず、自分らしいキャリアの設計をしっかりと考えた上で会社を決めるべきだろう。

3. 自分のキャリアは自分が舵をとっているという意識を持つ

最後のポイントはやや精神論的な話ではあるが、はたらく女性にとって非常に重要な考え方である。

というのも、思いきってはたらく環境を変えたとしても、実際に働いてみて感じるギャップがあったり、また結婚出産は一人で決められることではないので思い描いたキャリアは随時、軌道修正していく必要があるからだ。

こうした思い通りにならないことも含めて、自分のキャリア(自分には専業主婦が合っているという選択肢も含め)は自分が舵をとっているという意識を持つべきである。

自分が本当に望む生きかたがわからず現状のまま働き、時が来ると結婚・出産をし場合によってはキャリアをあきらめる女性も多いが、上記の意識を強く持つことによってキャリアに対する考え方もより主体的、自発的に変わってくるはず。その結果、行動が変わって実現したい方向に進んでいけるようになるだろう。

そして、できるだけ自分のキャリア・ライフプランの話を、恋人や理解のある男性上司など、周囲の男性にも話してみよう。意外と、周囲の信頼できる男性たちは耳を傾けて一緒に考えてくれるものだ。一人で悩んでいたことについて理解と協力が得られるかもしれない。

最後に

自分のキャリアは人が決めるものではなく、自分で決める。 – 「ワタシラシイ」キャリアの設計を、この年明けのタイミングに心機一転「アタラシク」考えてみることをおすすめしたい。

(編集・執筆:サムライト)

このブログは「アポイント調整を10倍早くするCu-hacker」が運営しています

お誘いの日程返信が一瞬で出来る!
Googleカレンダーと完全同期のCu-hacker
面倒な調整の時間を一気に節約できます!ぜひ試してみてください。(使い方はこちら
bnr_740_100_2

ぜひソーシャルで記事を共有してください!


Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*